ネットが無い時の備え

突如、そういう状況が来ます。

しかも来てほしくない時に来るのがこの世界の法則です。

理由は様々ですが、インターネットにつながらない状況が起きます。

 

そんな時、ネットが無い時の備えを事前に行う必要があります。

いわゆる防災グッズではないにしても、備えておくといざという時に役に立ちます。


別回線の用意

メインで使用する回線とは別のネット回線を用意すると、仮にメインが死んでもサブが生きていることが多いです。

2022年のau大障害や、2021年のソフトバンク大障害があったように、別の回線を経由すれば繋がるなんていう話はよくあることです。

固定回線とスマホは別々にするのが無難

よく営業などで「スマホと一緒の会社にすると料金は安くなる」という話が出てきます。

実際にそういう割引サービスもありますが、同じ会社だと道連れで両方ダメになることが多いです。

 

コストを見てもリスクに見合わない気がするので別々にするのが無難と言えます。

一例としては、家の固定回線はau光、スマホはdocomoみたいな感じで全然違えば効果的です。

もちろん固定回線側は物件によって会社が指定されている場合もあります。

 

なお電力会社(新電力系)とセットで契約する場合は一緒にしてしまうのも良いかもしれません。

結局停電になったら別々でもネットも使えないので、そこはコストを考慮すると良いでしょう。

やろうと思えばやれるけどあまりにも非現実的すぎるのでここには書きません)

「2台」なら割引サービスも有り

当然ながら別々にする契約すると通常よりコストは高いです。

ただ以下のパターンでは前述した割引サービスを使って軽減する手も出てきます。

  • 2つの固定回線

物件によっては固定回線が光ファイバーだけでなく、J:COMなどのようなケーブルテレビ回線でのインターネット接続もできる場合もあります。

この場合は光ファイバー側の固定回線をスマホと同じ会社にすると軽減できます。

光回線で障害が起きたらケーブルテレビ回線側のWi-Fi接続で切り抜けられるはずです。

  • スマホ2台持ち

スマホを2台持っている場合、同じキャリアではなく別々にしている場合であれば、

どちらかを固定回線と同じキャリアにすると軽減できます。

1つが障害になったらもう1つを使えば良いだけですし。

 

なお固定回線だけじゃなく、ホームルーターやポケット型WiFiでも同様の効力が期待できます。

既に光回線があってJ:COMなどのケーブルテレビ回線がない場合だと、

スマホのテザリングよりもホームルーターやポケット型WiFiの選択肢が強い場合もあります。

衛星通信は最終手段

一応、最終手段として『Starlink』などの衛星通信という手段もあります。

ただ衛星通信はメインもサブもホームルーターも使えない異常事態以外は使わない気がします。

ましてやそういう状況って非常事態の状況(有事)にあると疑うべきです。

スマホでもPCでも利用可なのかの調査

スマホが死ぬとソシャゲがプレイできずにひどい目にあうなんていう話はよくあることです。

なのでスマホ以外でもプレイ・利用できるかを調べておく必要はあります。

最近のソシャゲはクロスプラットフォームなゲームエンジンが多いので、スマホでもPCでもPS4でもプレイできる場合もあります。

 

ソシャゲに限らず、チケット購入でスマホではなくPCから購入できたのもあるあるネタです。

逆パターンも当然あるので、スマホとPCは1台ずつ持っておくのが鉄板とは思います。

(機能的には片方で全部対応できるとはいえ、1つ失ったら全部終わるリスクも検討すべきです)


スタンドアローンの乗り切り方

プロバイダやCDNの障害などで、インターネットの復旧まで待つことしかできない場合。

基本的には今見ているPCや家にあるもので乗り切るしかない状況になります。

 

STAY HOME以前であれば、ゲーセンなど外で遊ぶなんてのも立派な手段でした。

しかし近年はゲーセンが近くに無い不要不急で家に居ることが前提なので使いにくいです。

 

かつてはテレビも有効な手段でしたが、今では以下の理由で使えないことも多いです。

  • スマートテレビではインターネット接続前提なので使い物にならない可能性がある
  • ケーブルテレビの障害によってはテレビ視聴すら出来ない事態も有り得る
  • 地方の地上波は終夜放送をしない放送内容を選びにくいというデメリットがある

他の乗り切り方として、以下のものを提案しておきます。

DVD/BDプレイヤー・レコーダー

テレビだけで時間は潰せますが、録画してるものがあればそれを見るのもありでしょう。

無くても近所にビデオレンタル等のショップがあればそこで借りちゃうのも手です。

もし近くに無いのなら、映画等のDVD/BDを購入し、いざという時に備える必要はあります。

 

なおDVD/BDプレイヤーは純粋なプレイヤーもしくはレコーダー機能付きのものを推奨します。

PCでは見れなくなることが多いので、純粋なプレイヤーの方がスムーズだからです。

もちろんレコーダー機能があるものは値段も高くはなります。

オフライン前提のゲームを入手せよ

PCやSwitchなどではオフラインを前提としたゲームがいくつもあります。

逆にスマホはオンライン前提のゲームが多いので、探すのはかなり大変です。

備えとしてはオフライン前提のゲームを物理的に購入するのがベターと言えます。

 

物理的に購入すると表現したのは、ネットからダウンロードするタイプを排除するため。

近年のゲームハードはショップに行かなくてもDLすれば遊べるようにはなりました。

ただそれはインターネット経由なので、それが使えないとDLもできないわけです。

なので物理的にソフトウェアを2~3ほど持っておく必要はあるでしょう。

  • 事前ダウンロード1回だけで遊べるならそれも手

ただし1回のダウンロードだけで遊べるゲームとかであれば、事前にDLしておくと良いでしょう。

特にフリーゲームは無料でネットからすぐにDL出来るので、いくつか積んでおくと役に立ちます。

 

Steamも事前ダウンロードしないと遊べないので、2~3ほどあえて積んでおきましょう。

なおオフラインでSteamを使う場合、データ連携で正常にプレイできないゲームもあるようです。

連携だけ気を付ければ良いだけですけどね。

おすすめのゲームジャンル

  • 街や遊園地などの開発系は時間泥棒としても知られる

基本的に何かを開発する系のゲームは時間泥棒とも呼ばれるぐらい強いとされています。

代表例として『シムシティ』や『A列車で行こう』、『ローラーコースタータイクーン』など。

フリーゲームにも『OpenTTD』や『Simutrans』があります。

 

果報は寝て待て、でも寝て待てないなら時間を潰せる何かとしてこれを推奨します。

こうしたゲームが苦手であっても克服できる時間もあるでしょうし。

  • エディット最強

また『WOLF RPGエディター』や『Future Pinball』などのエディット系も強みになります。

オリジナルの作品も作れちゃうので無限に楽しむことも可能です。

エディターに慣れる必要もありますが、慣れるための時間もたっぷりあると考えても良いはず。

 

エディットの問題としては自分が作ったことによる羞恥心をどう克服するかという別の問題が付きまとうかもしれません。

特に『RPGツクール』などではそういう話を聞くので、それを考慮すると時間泥棒するゲームの方が推奨できます。

それも飽きてたりとかした場合の最後の手段的なもので使うのも良いかと。

デジタルデトックスのアナログアイテム

大規模な電磁パルスや、輪番停電とかでスマホもPCもテレビも使えない時も出てきてしまいます。

最後の手段として、アナログで時間を潰せるアイテムも用意する必要はあります。

 

漫画や小説というのはまさに常套手段の1つなので、10冊程度購入すると十分かもしれません。

またルービックキューブ等の「道具1つで遊べるもの」もとても便利になります。

(ちなみにユニバーサルデザイン版であれば色覚多様性等にも対応できます)

 

ただしおもちゃによっては近所迷惑になる可能性もあるので、選択の際は注意が必要です。

特にプラレールでは、大量に車両を走らせると結構大きい音になるので、手転がしで遊ぶとかも検討すると良さそうです。