エレベーターの使い方

いろんなエレベーターのメーカーごとに実は使い方が多少異なったりします。

ただ統一的な使い方も出来なくはないのでここでご紹介しておきます。


そもそもの使い方

扉ボタン

入口にあるボタンを押して「かご」と呼ばれるエレベーターの箱が来るまでお待ちください。

ボタンは「上」と「下」があるので、自分が居る階数と行きたい階数の関係で押してください。

1Fで6Fに行きたいなら上6Fで1Fに行きたいなら下です

なおボタンの位置によっては車椅子優先のボタンもあるようです。

 

なお、「かご」が来てもその階に行かない場合があります。

(上から来た「かご」がまだ下へ向かう場合、上には向かわずに下へ向かうため。逆もある)

扉の前にある表示機には上と下どっちに行くかもあるので、そちらも見て判断しましょう。

 

人が多い場合、扉ボタンを長押しするとドアが開いた状態を継続することができます。

内側のボタンだけでなく、外側の扉ボタンも使えるのでそちらも利用しましょう。

かごボタン

「かご」には扉の横にあるボタンと、真ん中にあるコントロールパネルのようなボタンと2つ存在しています。

かごによっては片方無かったりする場合もありますが、どちらも機能は同じです。

 

人がまだ乗りそうだな、まだ人が降りているという時は「あけるボタン」を押しっぱなしにします。

こちらも押している間はドアが開いた状態を継続する仕様となっています。

 

「かご」を移動させたい時は、まずは自分が行きたい階のボタンを押してから「とじるボタン」を押しましょう。

なおとじるボタンは一瞬ではなく少し長押しとかすると閉まることが多いです。

逆に連打や長すぎる押しだと扉が開く仕様になっている場合もあります)

また押さなくても勝手に閉じるシステムがほとんどなので、押さないというのも手です。

 

あとは「かご」が動いて目的の階に到着したら降りるだけです。

途中で違う階でドアが開いたら、乗降が終わるまで「あけるボタン」を押しっぱなしにします。


ちょっとした裏技

かごボタンの階数取消

階数を間違えて押した場合、扉が開いた状態で取り消したい階数のボタンを2回押したり長押しすることで取り消せるかもしれません。

実際はメーカーによってさまざまで、また建物の管理者が設定そのものを変更している場合もあるので、一概に効くかは保障できません。

 

パターンとしては下記のものがあるので、取り消したい場合は一度試すと良いかも。

  • 扉が開いた状態で階数ボタンを2回押し
  • 扉が開いた状態で階数ボタンを長押し
  • 扉の開閉無関係に階数ボタンを2回押し
  • 扉の開閉無関係に階数ボタンを長押し

なお取り消した後に再び押すことも当然可能となります。

間違えて取り消してももう一度押せばよいです。(ただ他人が押したものは取り消さないこと

ドアをあける方法

基本的には「あけるボタン」を押しっぱなしにすればドアを開いた状態のままになります。

また外にあるボタンを押しっぱなしにしてもドアは開いた状態のままとなります。

そしてメーカーや設定によっては「とじるボタン」を押しっぱなしにしてもドアが開いた状態のままになることもあります。

(ただ本来の運用と違うので非推奨、あけるボタンが押せるのならそっちを押しましょう)

階数を指定しないで閉じることも可能

一応、階数ボタンを押さずにドアを閉じてしまうことも可能となります。

ただ意味合いは無いのと、「行きたい階のボタンを押してください」と言われるだけなので階数ボタンを押して目的の階まで移動しましょう。


地震などの異常事態

エレベーターからの脱出

地震が突如襲ってきたなどの場合、とりあえず全ての階数ボタンを押しましょう。

これで最寄りの階に停止するのでエレベーターから安全に避難できます。

 

最近のエレベーターは自動で停止させた後に最寄りの階まで移動するものがあります。

ただ本当に搭載されているのか、機能しているのか怪しいのなら遠慮なく押してもらって結構です。

 

なお地震が発生して異常を検知されたエレベーターは最寄りの階での停止後は「運用中止」扱いとなります。

内側の「あけるボタン」と「電話ボタン」のみ機能するので、避難の際は階段などを用いる必要があります。

(外側のボタンを押しても反応せずに利用できないようドアすら開けない仕様です)

中に閉じ込められた場合

ともにもかくにも「電話ボタン」を長押しして管理会社に通達しましょう。

通常なら管理会社から連絡が入り、最寄りの階まで移動してくれたり修理業者を手配してくれるはずです。

 

長押しするとブザー音も鳴るので、仮に管理会社に通じなくても外側から異常を検知して連絡してくれるかもしれません。

管理会社に通じない場合も、エレベーターのどこかに緊急連絡先などが書かれてあります。

スマホなどのケータイが使えるのであれば、それで連絡を取るのも手段となります。

 

また、長時間閉じ込められることを想定して、「かご」の端っこに緊急備品となるものが存在することもあります。

救助隊が来るまでそれを使って凌ぐ必要もあるかもしれません。

(一応説明書とかもあるので使い方についてはそちらを参照)