お気に入りの戦術

近年、Google検索などが優秀すぎて「お気に入り」(ブックマーク)の機能を使わないことが多くなりました。

これを悪用して検索結果の上位にフィッシングサイトを埋め込むという手段が増えています。

 

なので「お気に入り」に全部登録しようとするとメニューを開いただけで膨大になるという。

そして年末年始の整理で大変な目に遭う……というオチまでがテンプレです。

 

ここではどう管理するか、どう登録したらよいかを考えてみます。


基礎のフォルダ分け

まずはカテゴリなどでフォルダ化しちゃうのが先決です。

デスクトップがアイコンだらけっていうのを解消する手法と同じで、ゲーム系、動画系、攻略系などで分けちゃいます。

 

最近のブラウザはお気に入り内で検索も簡単に出来るので、これだけでも十分にはなります。

なお、「動画を上げている」とか「ホームページを管理している」とかならそれらのログインページを1つのフォルダにまとめるとアクセスはしやすそうです。

銀行のページ、各ライフラインのページも1つのフォルダで入れるのも戦術と言えます。

このあたりについては各個人の使いやすさとかもあるので試しながら分けてください。

「親」だけの登録

例えばYoutubeの動画でお気に入りなものがあったらそれを逐一登録する……のではなく、お気に入りには「Youtube」だけ登録するというものです。

で、Youtubeのお気に入り動画は「プレイリスト」などのサービス内にある機能を使えば良いです。

 

少なくともこれだけで大幅にお気に入りはスッキリすると思います。

ただTwitterや個人ホームページではそれをやっても効かない場合も当然あります。

(個人ホームページでもトップページから下のページはあまり登録しない方が無難でしょう)

よく使うものは「新しいページ」に登録!

ブラウザによっては新しいタブを開いた時に「よく使うページ」とかが表示されることがあります。

これをそのまま使っても良いですし、設定で常に表示させるものを登録させても構いません。

 

高機能なものだと、1クリックで複数のページを開けるなんていうのも出来ます。

(緊急時にこのページを開く……みたいなことも出来ますがあんまり使用は控えた方が良いかも)

 

ブラウザの設定でアプリを閉じた状態のタブで再開も出来ます。

とはいえ1~2日程度まで有効なので、それ以降はお気に入りなどの登録をしておくと良いです。

ちなみに「お気に入り / ブックマーク」とは別の設定になるので、両方で登録するのが無難です。


近年はアカウントと紐づけできる

PC2台持ちとかの場合、PCごとにお気に入りが別々になってしまうことが往々にしてあります。

ただChromeなどではアカウントと紐づけするお気に入りがあるのでそれを使うのも手です。

 

当然ながら紐づけ先のサービスがぶっ壊れたり、情報奪取されているリスクも検討すべきです。

リンク集を頼ってみる

古の個人ホームページのリンク集は、改ざんされていなければお気に入りと同等の効果を得られることが多いです。

それこそ「おもしろフラッシュ倉庫」なんてのはその一種と言えます。

 

もちろんこれらは改ざんの危険があったり、他人も見ているといった別のリスクもあります。

また他者が管理しているリンク集だと、URLの修正も自分で出来ないという弱点も。

Googleドキュメントなどのクラウドサービスで自分しか見れないように管理しても、サービス元が見ている可能性もあるので要注意です。


現代ではそこまで厳密に管理しない

かつての個人ホームページの時代では、よく「移転」でURLが消えちゃうなんてことが多発していました。

しかし現代においてはそれはほぼほぼないと言っても過言ではないと思います。

なのであえて管理という概念を忘れちゃっても良いのかもしれません。

 

実際問題、404とかになってたならお気に入りから削除して、お気に入りに登録しているTwitterやPixivなどからその人のアカウントを経由してホームページ行くで済みます。

近年はTwitterやPixivで済むので個人ホームページを持たない人も増えているので、お気に入りの管理も楽になったと言えます。

古のブックマークページを生成

古の時代にはなりますが、ブラウザのホームページ設定をローカルのHTMLページに設定し、そこでリンク集のようにブックマークページを作成するという技もあります。

かつてはそうした方式を取ってページを生成する支援ツールも多くありました。

 

ブラウザのアドオンなどでお気に入り / ブックマーク自体がおかしくなる可能性は存在します。

そんなアドオン入れるなよとは思いますが、そうなった時のために使える最終手段ともいえます。

流石にローカルのHTMLページまでには手が届かないと思われますし、そのページのバックアップまでは特定しきれないはずです。

 

なおChromeであれば、ブックマークをHTML形式で出力できる機能があります。

これをホームページに設定してそこからアクセスさせるでも十分効果はあるでしょう。