通常、ゲームをプレイする時は画面の前に物は何も置かずにプレイするはずです。
置いた物が視界を遮って不利な状況になりやすいためです。
現実の自動車でも「前方視界基準」でフロントの視界を遮る物は設置してはならないと決められています。
(エアバック作動時にもそれが干渉して被害を拡大する恐れも指摘されているようです)
ところが画面前にアイテムを置いて視界が遮られた状態でそのままドライブするというプレイスタイルが存在します。
音ゲーにおける「HIDDENプレイ」ならぬ、「ヒドゥンドライブ」と呼ばれるものです。
もともと、ぬいぐるみ等を一個だけ置いて走るというプレイスタイルは昔からありました。
基本は「ドライバーの名刺代わり」としての役割がほとんどで、視界を遮る程の大量配置は少数と言われています。
(視界を遮るなら別にダンボールでも可能なので、ぬいぐるみである必要がないのもある)
N121MTも知ってか知らずか、ぬいぐるみを1つだけ置いてそのままプレイしていました。
しかしTwitterで「ペットボトルや被り物などを置いてプレイする動画」が公開され、この動画を着想にして「ぬいぐるみチャレンジ」を生み出しました。
ぬいぐるみを大量に持っているので、同じようなことをしたらどうなるのかというノリです。
後にこのチャレンジは「有名ドライバーの色紙」やフィギュアそのものを置く「祭壇」という派生スタイルが生み出されています。
このページではその「ぬいぐるみチャレンジ」を紹介していきます。
ヒドゥンドライブという呼称のは、統一する呼称があると良いということで勝手に呼んでいます。
そもそも「ぬいぐるみチャレンジ」という単語自体も勝手に作られたようなものだったりしてます。
チャレンジ方法は単純で、モニターの前にぬいぐるみを置いてそのままプレイするだけです。
ぬいぐるみのサイズや配置する場所、個数については自由です。
一応、「軽く抱っこできるサイズで、左か右の端っこやど真ん中に1個置く」のが多いようです。
以前は「過激なぬいぐるみチャレンジ」として大量のぬいぐるみでプレイすることもありました。
究極レベルということで「アルティメットぬいぐるみチャレンジ」と呼んでいます。
とはいえ傍から見たら非日常の光景なので、自主的な規制をかけています。
基本は大型は1体、小型のものは大会参加者数に合わせたもので規制をかけています。
(以前大量のぬいぐるみを載せた際に見た人がどえらく引いていたため)
また大会等のぬいぐるみチャレンジも「本気でない」と判断されるため規制対象とはなります。
今のところぬいぐるみによる重量で底が抜けるという筐体破壊はありません。
(重いぬいぐるみってあんまり聞いたことが無いので)
しかし載せるものによってはそれが起こり得るので、軽いものを載せるようにしましょう。
また載せられるエリアがない場合もあるので、物理的に不可能なら素直にあきらめるべきです。
現実世界での運転時にぬいぐるみチャレンジは違反なので絶対に真似してはいけません。
前述したように視界不良を起こすのはNGなので、安全運転のためにも置かないように。
ときよりタイミングを見つけてぬいぐるみチャレンジについての意見を求めることがあります。
これを「効果測定」と呼んでおり、知名度と好感度の観点で評価しています。
なおN121MTのレーシングスピードとぬいぐるみの量は無関係となります。
あってもなくても技量的な問題で遅いのは確かです。
一応、限界テストは何度か実施していますが、レーシングスピードの差異は誤差の範囲でした。
見た目のインパクトからか、『SWDC』では有力ドライバーからオフィシャルまで「ぬいぐるみの人」と認識されていました。
(広報スタッフはもちろん、なんとスーパーGTドライバーの平手晃平選手も知っていた)
実際N121MTと会った人間もほとんどその認識で、チャレンジを希望する人も居ました。
ミームが普及されすぎた際、N121MTは制御することができないと判断していました。
万が一の際が起きても、止めようにも誰にも止められないと諦めたほどです。
(『SWDC』で普及した理由としては、ぬいぐるみと親和性がある痛車の存在もあったのかも)
またぬいぐるみによる精神安定などの新しい研究も行われていることもあるんだとか。
(喫煙者で言うところのタバコがぬいぐるみではないか、という意見もあった)
チャレンジについてはまさに「賛否両論」という言葉がふさわしいという状況です。
真似するほどの賛成派も居れば、本気でお叱りリプを送る反対派も居ます。
初見の感想としては、まず「よく見えるな」という感想がほとんどです。
実際SWDCオフィシャルも「ほとんど見えない……」と視界不良のインパクトが第一印象でした。
しかも視界不良という異常事態に、さも平然と走り回れる異常光景もあり、そのレースで優勝してしまった日にはドン引きされることもあります。
異常に異常を重ねれば日常にはならず、単に異常が2乗されただけです。
ある種、エンジョイスタイルの極端な例なので、ガチ勢からの批判も受けています。
実際にチャレンジしたドライバーからも、「これが出来るのはすごい」と好評価する声の方が多いのも事実です。
(この姿勢が店側に影響が出たのか、大会によっては特別賞まで作り出す事態もありました)
中間の意見も「イベントやロケーション等による限定的な許可」や「面白いだろうけどこれは認めてはならない」と千差万別。
過激でなければマスコット的に置いても良いというのもあるのかもしれません。
当然ながらぬいぐるみによる視界不良の物理影響が真っ先に出ます。
視覚的な情報も少なくなるのでにゲームよっては過酷な状況となり得ます。
視界不良に限らず「心理的な揺さぶり」といった影響も及ぼされるようです。
(『テーブルポン』などの大会を通じて新たに判明したことだったりします)
挑発的な意味だけでなく、異常事態もあって相手も自分も影響が出る大地震級の揺さぶりとなることが多いです。
N121MTの見解としては「これは一芸の一種であり、常態化するものではない」とし、日常ではやらないようにしています。
いわば公式イベントでの競技と競技の間に行う「パフォーマンスショー」で行うものなんです。
今後の方針についてもその方向性になっており、ゲリラ的なチャレンジはかなり減りました。