今も昔も「PCからインターネットに繋がんない!」とか「この動画・ゲーム重いわ!」という声が上がります。
もっと昔だと「時刻が全然合わねぇ!」みたいな話とかもあります。
昔のPCではOS設定やハードウェアにダメージがあったという話が多くありました。
しかし今のハードウェアは耐久性能が飛躍的に向上し、OS側も設定の簡略化やそもそも設定を触らせない設計になりました。
なのでPCそのものに影響が出るという話は(深刻なものを除いては)無くなりました。
代わりにPCの周りにある機器だったり、OSのちょっとした設定でトラブルになることがあります。
青画面が出るような深刻な状況ではなく、インターネットに繋がんないみたいな話です。
でもそんな時も、今も昔もやってることは変わりません。
以下のように確認しながら、そして必要に応じて対処すれば良いのです。
この時点で何か起きている場合、このページを見れているのか怪しいぐらいです。
(スマートフォンで見ているなら話は別です)
電源ボタンを押しても起動しない場合、以下の観点を確かめる必要があります。
ここまでやると、少なくとも電源ONするようになります。
これでもダメな場合、電源装置に問題があるのでそれを変える必要があります。
PCの電源が立ち上がると、まずはBIOSが起動します。
(最近はUEFIなどの後継になっていますが、全てひっくるめてBIOSと称しておきます)
ここでは基本的にBIOS側のエラー確認と対処が中心となっていきます。
自作PCとかだとCPUが刺さってないとか、メモリが無いよとかのエラーが出てくると思います。
ディスプレイの故障に備えて、エラーは文字だけでなく音でも通達する仕様となっています。
音はマザーボードの種類によって違うので説明書を用いて特定しましょう。
基本的にやることとしては、まず周辺機器を全て外すという作業があります。
グラフィックなどの拡張カード、キーボード以外のUSBデバイス、SSDなども全て外します。
場合によっては電源の容量不足だったり周辺機器の故障でそうなっただけとかよくあります。
その後にマウス→グラフィックボード→他のUSBデバイスという順にくっつけていきます。
くっつける度に起動確認した方が絶対無難です。
OS起動を防ぐためにBIOS設定で起動したらBIOS画面へ移動する設定を入れておくと尚良いかも。
BIOSエラーも無い場合、いよいよOSレベルでの問題にはなってきます。
WindowsなどのOSを起因としたバグの場合、Linuxなどのディスクから起動できるOSで起動チェックするのも立派な作戦です。
(USBでの起動も有りですが、ディスクの方が起動確率は高いような気がします)
事前にUbuntuなどの使いやすいLinuxのLive DVDなどを用意しておくと良いでしょう。
Linux以外だと情報が少なかったり変なバグに遭遇する可能性もあったりするので。
近年のWindowsは重大な事態になったらもうどうにもならないことが多いような気がします。
おとなしくリカバリをしても無駄、あとはハードウェアを再購入するしかないかもしれません。
一応言っておきますが、個人以外のPCで試す時は事前に確認を取ってください。
いわゆるUSB禁止ルールで勝手に接続してインシデントとか洒落にならない事態になるので。
また個人PCでもこれで100%直るとも限らないのでご注意ください。